8月も最終週となりました。

長かった夏休みもあと数日で終わってしまいますので

子ども達は 残された宿題の追い込みにかかっている頃でしょうか。

また そのご父兄も その応援部隊として援護参戦されている方も少なくないかもしれません、

ビール等のお酒を我慢!というお父さんも あと少し 頑張っていただきたいと思います。

お酒で酔うのは いい気分かもしれませんが

乗り物酔いは 辛いですよね。

夏休みで 長距離ドライブを 乗り物酔いされた方や 乗り物酔いがある為に避けた方も

いらっしゃることでしょう。

今からでも遅くはありません 乗り物酔いを克服して ドライブを楽しみましょう!

この「乗り物酔い」は 別名「動揺病」とも言うそうです。

多くは「車酔い」や「船酔い」に見られますが、

遊園地のコーヒーカップといったアトラクション

映画館た大画面を視聴している際におこる「映像酔い」と言い、

その内には

3Dの映像で酔ってしまうことを「3D酔い」

大画面でのめまぐるしい画面移動によって酔うことを「シネラマ酔い」と言うそうです。

自動車や電車、バス、飛行機 といった一般的な乗り物はもちろん

エレベーター、エスカレーターでも乗り物酔いをする人はいます。

車やバスのなかの独特な匂い・排気ガスやガソリンの匂い・寝不足・体調不良などの原因もありますが、実は三半規管と大きく関係しているのです。

では 乗り物酔いは どうして起こるのでしょう?

三半規管とは、鼓膜の内側「中耳」にあり、前半規管・後半規管・外側半規管の3本の総称です。

それぞれの管の内部は、常にリンパ液で満たされていて、身体の平こう感覚をつかさどる役目をしています。

三半規管に異常が生じると、めまいやまっすぐに立てないなどの症状を起こすのです。

乗り物酔いの原因は、身体の平こう感覚をつかさどる三半規管と「視覚」とのずれにあります。

車やバスなどに乗って外を眺めるたとき、景色がどんどん移り変わるために視覚刺激が脳に伝わり混乱を起こします。

さらに、連続的な揺れにより三半規管がうまく働かなくなるのです。

視覚と、三半規管による平こう感覚のずれにより、脳が身体をコントロールできなくなり、車酔いの症状が引き起こされます。

例えば 下記のような時に おこりやすいです。

☆ 乗り物の揺れにより、内耳の平衡器官が過剰に刺激され、

さらに 視界から入ってくるまわりの景色と自分のいる場所との関係に混乱が起きてしまう状態です。

☆ 外から仕切られた空間でおこりやすい。

実際は乗り物は移動しているのに、脳の方は静止していると錯覚し、内耳が感じていることと、脳が感じていることにギャップが生じてしまうためです。

☆ 睡眠不足、空腹(低血糖)、疲労、深酒、感冒、混雑した車内(酸素不足)などによって 脳が疲れていると酔いやすいそうです。

乗り物酔いの症状は 人によって異なる場合もありますが

おおまかに 下記のような症状が見られます。

☆ 顔色が蒼白になり、冷や汗をかき、生唾が多くなる。 吐き気がして吐いてしまうという自律神経症状が主体です。

☆ 頭痛やめまいも起こります。

☆ 高齢者や3歳くらいまでの小さい幼児は酔いにくいと言われています。

☆ 女性のほうが酔いやすい傾向があります。

☆ 小児期は酔うというよりも、頭痛やバランスの障害が強く出ます。

  思春期をこえる頃からバランスの障害が弱くなる代わりに、酔いの程度が強くなります。

☆ はじめて経験する乗り物で酔いやすい傾向もあります。

乗り物酔いの防止策は

☆ しっかりとした睡眠をとる

☆ 早朝の出発の際は、2~3時間前から起きて、頭をすっきりさせておく

☆ 出発前に軽く(腹八分目)食事をとる

☆ 揺れの少ない座席を選び、深く座る

☆ 酔い止めの薬を飲む

乗り物酔いに 負けない為には

普段の日常生活から 身体を積極的によく動かすことや、内耳が乗り物の動揺に対して強くなるように、鍛えるしかありません。

内耳を強く刺激するには ブランコ、鉄棒、マット上での回転運動、ダンスなどのように、頭や体を激しく動かすことが効果的と言われています。

子どもの場合、

ヨチヨチ歩きができるようになったら、

ブランコ、シーソー、すべり台、コーヒーカップなどで積極的に遊ぶと鍛えられ、大きくなったときに酔いにくい体質を作ることができます。

乗り物酔いをしてしまうと せっかくのドライブが台無しに。。。

しっかり予防して 残りの楽しい休日をお過ごしくださいね!

引用参考:乗り物酔い