最近では 9月になる頃から 街中で オレンジ色のかぼちゃやらコウモリが飾られたショーウィンドーが 目につくようになり

お化けグッズや仮装コスチュームの販売するお店も 目立ち始めますよね。

10月といえば ハロウィンが 日本でもすっかりおなじみの一般的なイベントになってきましたね!

古代ケルト人にとっての大晦日が現在の10月31日だったことで

秋の収穫を祝う「収穫祭」が行われていました。

この夜には 死者の霊がこの世に戻り 魔女や魔物、悪霊が悪さをしにやってくるとも信じられていたので

収穫を祝うとともに 悪霊を追い払う宗教的なお祭りも行われていたことが

ハロウィンの起源とされています。

この悪霊たちは 人々をあの世へ一緒に連れて行こうとするために

お化けの格好をしていれば 仲間だと思われて襲ってこないだろう、

もしくは

悪霊たちが 人々の恐ろしく怖い姿を見て逃げ去っていく ということから

お化けに仮装する風習が始まったとも言われています。

たしかに 最近のハロウィンでの仮装する方々のコスチュームの拘りや凝り方は

悪霊も逃げ出してしまいそうなクオリティですよね。

近年 こうしたハロウィンのブームにより 仮装した人々が繁華街へ繰り出す傾向がみられます。

特に自治体などの働きかけがあって集合するわけではないため

近隣住民も 通りかかった自動車等も 大変困惑することもあったでしょう。

東京・渋谷に至っては 今やイベント会場のような盛り上がりを見せ

渋谷駅前の一部道路で初めて車の流入を規制して歩行者に開放するという試みで

2016年から とうとう 歩行者天国へと発展しました。

人を規制するのではなく 自動車を規制する動きになったのです。

自動車の通行を制限する「交通規制」は

多くは お祭りや花火大会、パレード、マラソン などで 年に数回見受けられるものですが、

交通規制にも 実は種類があります。

交通規制は 通行規制とも言われ、その目的は3種類に分類されます。

1.災害や事故による危険防止と安全確保

2.渋滞等の少ない円滑な交通の確保

3.大気汚染・騒音・振動などの交通公害の防止

交通規制とは

警察の民主的運営と政治的中立性を確保するため、警察を管理する機関であり

行政委員会の一種である「 公安委員会」が 実施する権利を持っています。

交通規制基準の法令によりますと

「道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、

又は交通公害その他の道路の交通に起因する障害を防止するため必要があると認めるときは、政令で定めるところにより、

信号機又は道路標識等を設置し、及び管理して、交通整理、歩行者又は車両等の通行の禁止その他の道路における交通の規制を実施することができる」

とされ

公安委員会が交通規制を行うことができるのは、

○ 道路における危険の防止

○ 交通の安全と円滑

○ 交通公害その他の道路の交通に起因する障害の防止

の目的で必要がある場合に 認められています。

交通規制は 下記のような流れで決定、実行されているそうです。

交通規制の端緒 → 実態調査 → 交通規制計画案の策定 → ※関係機関等との事前調整 →

→ 交通規制計画案の決定 → 本部上申 → 協議・意見聴取と調整 → 公安委員会の意思決定 →

→ 協力要請/広報等 → 交通規制の実施・道路標識等の設置 → 交通規制の効果の確認等 →

→ 交通規制の見直し計画案の策定 →(※繰り返し→ 関係機関等との事前調整 → )

交通規制をするためには このような流れが必要となるので

渋谷のハロウィンの為の交通規制も 非常に論議があったことだと推測できます。

今年も ニュースなどで 見られる 楽しい仮装や リアルな仮装等も楽しみですが

DJポリスの活躍も期待したいところですね。

普段から 利用している道路を 一時的に閉鎖等されてしまうと 困る運転手さんも多くおいでかと思いますが

事前に 交通規制の案内等を確認されて 安全に運行できるよう準備されてくださいね。

引用参考:交通規制