年末年始や三連休といったお休みに 車で

ご家族で帰省された、お友達とドライブに出掛けた

といった方も少なくないかと思います。

この様な時期のドライブで やっかいなことはやはり「渋滞」ですよね。

特に 小さなお子様がいる場合、退屈になってしまいがち。

最近では車載のDVDプレーヤーで映画やアニメを観たり

タブレット端末で You Tubeを楽しんだりということができるので

ぐずり対策も近代化してきているなあと思います。

かつては 車内での暇つぶしといえば

しりとり、といったアナログな遊び方が主流だったと思います。

少し子どもが大きくなると 前方の車のナンバープレートの4つの数字を

+、-、×、÷を使った四則演算を用いて「10」を作る『テンパズル』、『メイクテン』と呼ばれる遊びもしていたものです。

例えば

前の車のナンバーが

「1358」の場合

8+(5-3)×1=10

5×(8÷(3+1))=10

といったような 計算をし より早く解けた人の勝ち!といったゲームです。

自分の運転している車が 後ろの車の子どもたちにジロジロと見られていたら

もしかしたら このゲームの出題車になっている可能性もありますね!

このナンバープレートですが 実は最近 大きな変化がもたらされたというのです。

1998年にスタートした 所有者が好きな番号を選べる希望ナンバー制ですが

従来の分類番号と平仮名では、組み合わせが足りなくなってきてしまっていました。

やはり1番は気分がいいもので「1」

ラッキーな「7」

末広がりを意味する「8」など

特定の数字に人気が集中し、

これらの数字を用いたナンバーは 「抽選対象希望番号」として 希望しても抽選に当選しないと取得ができない番号も

ありました。 このように取得できる人数を絞ったにもかかわらず、

東京都や大阪府、愛知県など大都市部を中心に、来年度にも番号が枯渇する可能性があるため

国交省の検討会が ナンバープレート見直しを検討してきていました。

そこで アルファベットを導入することが検討され とうとう2018年 導入に至りました。

アルファベットはどこに記載されるかというと、

これまでは「300」「500」などとされていた部分で

自動車の種類や用途を表す 3桁の「分類番号」になります。

ちなみに

分類番号の下に表示される4桁の数字は「一連指定番号」と言い、

軽自動車では「車両番号」と言うそうです。

この4桁の一連指定番号の中で 希望が多く、ひらがなと分類番号、

一連指定番号の組み合わせによるパターンが枯渇してしまったものから順次、

アルファベット入りの分類番号を使用して交付していくこととされ

2018年1月12日

全国初、関東運輸局管内の「練馬」ナンバーで交付され、

その後「横浜」ナンバーでも交付されたそうです。

そして、さらに今後は 中部運輸局管内でもまもなく、

「名古屋」ナンバーにアルファベット入りが登場する見込みとなっています。

分類番号に使われるアルファベットは、

A、C、F、H、K、L、M、P、X、Yの10文字 で、

視認性を考慮して決められています。

関東運輸局によると、まず「30A」あるいは「50A」といったように、

下1桁「A」から決められた順番に使用していくといいます。

ちなみに

実は分類番号のひらがなも 闇雲につけられているわけではありません。

自動車の区分

➀事業用 …あいうえかきくけこを

➁自家用 …さすせそたちつてとなにぬねのはひふほまみむめもやゆらりるろ

➂貸出用(レンタカー) …われ

➃駐留軍人用車両 …よ、アルファベットEHKMTY

軽自動車の区分

➀自家用 …あいうえかきくけこさすせそたちつてとなにぬねのはひふほまみむめもやゆよらるろ

➁事業用 …りれ

➂貸出用(レンタカー) …わ

➃駐留軍人用車両 …アルファベットAB

また 下記のひらがなは 使用されていません。

「お」 …「あ」と似ているため視覚的に誤認される恐れがあるため

「し」 …「死」を連想してしまうことを考慮したもの

「へ」 …「おなら」を連想してしまうことを考慮したもの

「ん」 …呼称する場合、発音しづらいため

たまには 車内でDVDなど鑑賞せずに

ナンバープレートにも このような秘密?が隠されていることを

お子様に話してみてはいかがでしょうか

引用参考:ナンバープレート