ホームページをご覧の皆様こんにちは。

今日は当グループで最近感じたことについてお話をしたいと思います。

当グループは、この度の事業所新設(東京都西多摩郡)で5事業所となります。ここまでの道のりは容易いものではありませんでした。

しかしながら、ふと後ろを振り向くと大勢の方に支えられ、あらためて自分一人では成し得ない道を皆で進んでいる実感を致します。

毎日、様々なことで奔走し、時に悦び、時にうな垂れ、悔しく歯痒くてたまらない事もあります。

そんな時に考えるのです。私が当社に入った15年前、20名くらいだった従業員が今は10倍近く。当時は独りで悩み、堪えてきたことが、今は大勢の仲間に支えられ、新しい世界への夢を見ることができる。こんなに幸せなことが、当時は想像もできませんでした。

これも全て、一緒に進んでくれる仲間のお陰なのです。

当社の会長がよくこんな言葉を口にします。戦国武将で甲斐の虎と言われた武田晴信(武田信玄)の言葉です。

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

この言葉には、信頼できる人の集まりは強固な城に匹敵する。人は情けをかけると味方になる一方、不信感を与えると敵になるという意味があるそうです。

戦国時代、下克上の言葉のとおり裏切りなどの現代よりもリスクの多い世の中にあって、あえて彼は人を信頼することからはじめ、その力を武器に戦っていたのです。戦国武将にあって大きな財産である城を持たずに戦っていました。

当グループも同様ではないかと思います。「人」(従業員やお客様)が集まり、お互いを信頼してここまで参りました。 気付けば私達には大きな物的財産(城)はありませんが、「人」という大きな財産には恵まれております。

まだまだ私は先人の足元にも及びませんし、この境地に至るまでにも時間がかかりましたが、やっと会長が言わんとしている一部が理解できたような気がするところです。

武田信玄は天下一の集団を形成するなかで、何事にも熱い議論を重要視して物事を決定し勝利していったそうです。

私たちも、これに見習い「人」は冷たい低体温だと免疫力がさがり、相互不信の病にかかりますので、熱い議論を繰り返して信頼し合い、健全に成長をしたいと思います。

そして、皆が集まる集団、信頼し合えて希望の持てる元気な企業を目指し、これからも増える多くの仲間と進んで行きたいと思います。