まだまだ暑い日が続いておりますが、暦の上では、もうすぐ食欲の秋を迎えます。
この時季、食中毒による症状が梅雨時期と同じくらい発生するそうです。
うん十年前、食品は「加熱すれば大丈夫」と言われた時代もありましたが、
研究が進み、耐熱性を有する食中毒菌の存在も分かってきました。

このため、数ある食中毒菌の中でも「少し厄介だけど知名度いまいち」な「ウェルシュ菌」について紹介します。

この菌は、前日加熱調理品を室温放置した場合に繁殖します。そして、再加熱しても死滅しません。
症状は「腹痛・下痢」になります。

予防法ですが、
①調理したものはすぐに食べる。
②調理したものは室温放置しない。
調理後、荒熱をとったら速やかに冷やし、冷蔵保存する。
(喫食する時に「再加熱」)

菌自体は比較的弱いですが、繁殖すると人体影響が生じます。老齢者、乳幼児、病気の方、
そして家族と異なる時間に食事される方、くれぐれも気をつけましょう。