最近 レンタサイクルの利用者が増えていると思いませんか

電車移動よりも気軽で タクシーよりも安価 バスを待つよりも速く

交通渋滞を気にせず、自分のペースでブラブラとできることも人気の理由でしょう。

外国人観光者向けの英語対応の可能なレンタル店もあるくらいです。

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東京都心でも 民間だけでなく、 文京区なども貸出しを行っています。

また 港区自転車シェアリングでは クレジットカードで支払うような手続きをする「FeliCaカード」 なるものに登録し

30分150円で 無人のレンタサイクルのポート(駐輪場)からセルフで24時間レンタルでき(一部時間制限あり)、

しかもそのレンタル自転車は 便利な電動自転車となります。

返却も 各所にあるポートに戻す、いわゆる〝乗り捨て”が出来き、保険も付帯しているという非常に気軽なレンタル方法です。

「東京自転車シェアリング広域実験ポートマップ」によると 港区だけでも ポートは50か所。

このポートは 港区のみならず、江東区、中央区、新宿区、千代田区にも 日々増設されているようです。

放置自転車対策、環境負荷の低減、区民の利便性の向上、地区内の回遊性を高め、観光振興や商店街振興など関連する施策の推進等を目的として開始された

レンタル自転車ですが、28年8月の登録者数は2.1万人を越え、設置されている710台の自転車はフル回転しているそうです。

自転車事故

自転車は「軽車両」です。

自転車は 歩道ではなく 車道の左側を通行するべし!という道路交通法があります。

自動車を運転中 左側を 子供を載せたママチャリや

大きな荷物を載せたシニア世代の運転する自転車が ふらふらと通行していると

普段より一層の緊張感を持ってハンドルを握ってしまいませんか?

交通事故全体に占める自転車関与事故の割合を示す「自転車関与率」は

減少傾向にあります。

しかし、 平成27年度では 全国18.4%であるのに対し、東京では32.3%と高い割合を占めています。

交通事故の死傷者に占める自転車乗用中の死傷者の割合も

同様に 全国の割合よりも 都内の割合は高くなっています。

27年度 全死者数(4117人)

全国・・・572人(13.9%)
都内・・・33人(20.5%)

27年度 全負傷者数(666,023人)

全国・・・97,233人(14.6%)
都内・・・10,535人(26.4%)

自転車事故を未然に防ぐ為には 自転車を運転する人の安全対策がまず重要です。

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自転車の安全対策

車を運転するには 様々なルールがあり、

もちろん免許証がなければ運転することは出来ません。

ところが 自転車は「軽車両」にもかかわらず、 年齢制限や自転車を乗る為の講習などが義務付けられているわけでもありません。

誰でも気軽に自転車を買ったり、借りたりして 乗ることができてしまいます。

たかが自転車と思われがちですが、 されど事故が多く 死亡事故も多発する自転車ですので

この機会にしっかり 自分の身の安全は まずは自分で守るということを

これから記載する安全対策を通して確認しましょう。

1.乗る際の服装など

ヘルメット

小さな子どもには 必ずヘルメットを被せる、という保護者は増えていますが、

近距離だから、スポーツタイプの自転車でもないのに と大人には敬遠されがちな安全対策です。

サイズの合うものを着用しましょう。

服装

明るく目立つ色合いの服装を心がけましょう。

イギリスの研究では 明るい色の服装では 横を通過する自動車が 自転車との間にあける間隔を増す効果があるそうです。

2.自転車の装備

反射器具

日没後の自転車の走行は 車からも歩行者からも見にくく 確認するまでに時間がかかって その分 事故の起こる確率が上がってしまいます。

前方のライトはもちろんですが、後方の尾灯や反射機具も必要です。

ドイツでは 尾灯も義務付けられています。

また、オランダでは 前後輪のタイヤに環状の反射テープを付けることを義務付けており、タイヤは反射テープ付きとなっており、

その結果、自転車の交通事故は5%減少したと報告されています。

3.体調管理

睡眠

日本大学の調査によると、睡眠不足は交通事故の確率を1.4倍大きくするといいます。

睡眠不足により注意力が低下しないよう十分な睡眠をとりましょう。

飲酒後に乗らない

車と同様、飲酒により反応時間、運動能力、判断力および認知力などが低下するので危険を伴います。

自転車の飲酒運転は車と同じ扱いとなり、道路交通法によって、

罰則として、酒酔い運転は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金、そして酒気帯び運転は1年以下の懲役又は30万円以下の罰金となります。

飲酒後は決して自転車に乗らないようにしましょう。

4.予測運転

車と同様に自転車を運転する際も 様々なシーンで もしかして まさか と予測しながら運転することを心がけましょう。

特に、交差点、大型車の死角、駐車自動車の脇道、車の渋滞中などの道路は特に事故が多い場所になります。

左折車がいないか、後方から車両は来ていないか、と注意を払いながら運転しましょう。

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自転車でも 速度が30km/hの場合、一秒間に8.3m進みます。

一瞬の気の緩みが 事故へとつながりますので、自転車といえども 車と同様に安全に運転しましょう。

引用参考:レンタルサイクル