2018年のバレンタインデーが過ぎ 街中に溢れていたピンクや赤のハート柄が目につかなくなりました。

スーパー等では バレンタイン用と思われるチョコレートが格安で販売されていたり

綺麗に並んでいたであろう棚から下ろされて 乱雑に箱に積み込まれていたり。。。。

イベントの後のいつもの光景といったところでしょうか。

クリスマスケーキにしても 恵方巻きにしても 売れ残りの商品を見ると

なんだか物悲しい気持ちになり「もったいないなあ」、「エコじゃないなあ」と思ってしまいます。

そして 本日16日は 「エコの日」 という日だそうで

今月に限らず 毎月16日が「エコの日」とされているそうです。ご存知でしたか?

バレンタインやホワイトデーの直後だということからか と思ってしまいますが、

そうではないようです。

2005(平成17)年2月16日に 「京都議定書」 が発効したことに因むのだそうです。

「京都議定書」とは。。。。

1992年6月 ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された 環境と開発に関する国際連合会議 で、

地球温暖化問題に関する国際的な枠組みを設定した環境条約「気候変動に関する国際連合枠組条約」が採択され

1994年3月21日に、発効されました。

「気候変動枠組条約」、「国連気候変動枠組条約」、「地球温暖化防止条約」などとも呼ばれます。

そして 日本で最初の国立の会議施設として開設された 京都府にある 国立京都国際会館にて

この「気候変動に関する国際連合枠組条約」に基づき

1997年の第三回締約国会議で採択された議定書が いわゆる 「京都議定書」 と言われ

現在でも この議定書についてのニュースは頻繁に報道されていますね。

先進諸国の排出する二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素など

6種類の温室効果ガスの削減をめざす国際的取り決めが この「京都議定書」になり

採択からすでに 20年ほど経っていますが

各国の思惑により なかなかスムーズに 「エコ」 は進んでいると思えません。

しかしながら 日本の個人や企業・団体レベルでの「エコ」に対する意識や行動は

着実に歩みを続けていると思っていいでしょう。

バブル崩壊後は 個人レベルでも節電や節水といった節約意識も高まり

「使い捨て」が当たり前だった商品は 「エコ」を意識するように変化し

シャンプーやリンス、洗剤などの一般家庭用品も

詰替用が 併売されているのが普通になりました。

トイレットペーパーやコピー用紙も

リサイクルの再利用品だったりする場合も多くなりました。

一般家電も なるべく電気を消耗しないような機能を有する商品が増えてきました。

家電メーカーは 省エネの商品の開発だけのみならず

廃電池・廃家電などのリサイクルシステムの構築・運営に対しても、

また 自然環境への配慮等の積極的な取り組みをしている企業も増えました。

自動車メーカーも もちろん「エコカー」参入で 市場を盛り立てましたよね。

エコカーとは

二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)など大気汚染物質の排出量が少なく、

環境への負荷が少ない 燃費もよい自動車というのは ご存知だと思いますが

エコロジー(環境)だけではなく

エコノミー(節約)の性格をあわせもつため、「エコカー」と呼ばれているそうです。

この「エコカー」は 低公害車(ていこうがいしゃ)とも呼ばれ、

狭義には

電気自動車、メタノール自動車、圧縮天然ガス (CNG) 自動車、

             圧縮空気車及びハイブリッド自動車の 5車種 を指します。

エコカーの種類は 下記のように分けられます。

●動力源に内燃機関(燃料をシリンダー内で燃焼させ、燃焼ガスを直接作動流体として用いて、

 その熱エネルギーによって仕事をする原動機)を用いるもの

○燃料に代替エネルギーを用いるもの

・メタノール自動車…類似のものとしてエタノール自動車

・圧縮天然ガス自動車…CNG車とも呼ばれる

・LPG自動車…LPガスを燃料としてLPG車、LPガス自動車、プロパン車とも呼ばれる

・水素自動車

・DME自動車…ジメチルエーテル車とも呼ばれる

○燃料にガソリン又は軽油を用いるもの

・低排出ガス車…ガソリン・軽油以外の燃料でも量産車で改造車でないもの(型式車)のみが認定対象

・超低PM排出ディーゼル車

・スーパークリーンディーゼル車

○ガソリン(又は軽油)と代替エネルギーを併用するもの

・バイフューエル自動車

●動力源にモーターを用いるもの

・電気自動車

・燃料電池自動車

●動力源に空気エンジンを用いるもの

・圧縮空気車

●動力源に内燃機関と電気モーターや様々な補助動力を併用するもの

・ハイブリッド自動車

一般に「エコカー」と言われている自動車でも このように多種多様で

それぞれが開発され続けています。

今後 自動車を購入するなどの際には 最大の関心事になるのではないでしょうか。

引用参考:エコカー