いよいよ11月

秋も 本番に入ってきましたね

秋といえば 「食欲の秋」 「スポーツの秋」「読書の秋」と

様々な魅力を 存分に叶えてくれる季節かと思います。

それに伴って 「食欲の秋」を満たしてくれる食に関するイベントといったような

催しが各地で開催される時期でもあります。

とりわけ 毎年大きな話題にもなり 大変な人出が予想されるイベントが

「東京モーターショー」ではないでしょうか。

ご存知の通り「東京モーターショー」は、自動車に関する最新の技術やデザインについての情報を紹介する日本の見本市です。

記念すべき第一回目のモーターショーは

昭和29年4月20日〜4月29日に 展示会場ではなく 東京の日比谷公園で開催されました。

現在行われている 東京ビックサイトの展示面積と比べると約8分の1の広さだったといわれています。

そして その名称も

『第1回 全日本自動車ショウ 1954』といった 少々堅いイメージのもので

現在の名称に変更されたのは第11回からでした。

この『第1回全日本自動車ショウ』は、

総裁に高松宮殿下のご就任を得て開催されました。

当時の日本では、家庭の「3種の神器」は電気冷蔵庫、洗濯機、掃除機とされていた時代で

自家用車なんてものは 庶民にとって「夢のまた夢」でしかなかったのですが

それでも 10日間の会期中に 54万7000人の来場者だったというのです。

この展示会には 254社が参加し、展示車両は267台だったそうで

うち、乗用車は わずか17台と驚くほど少数でした。

当時の車種勢力は トラックが主体で展示車の多くはトラック・オートバイなどだったそうで

まだまだ 未来への自家用車への普及よりも 現実的な利用価値のある車種の展示が多かったのですね。

モーターショーは 日本だけで開催されているものではありません。

近年では「世界5大モーターショー」といわれる自動車の展示会が開催されています。

それは 日本を含む 下記の4つの展示会になります。

・ ドイツ ⇒ フランクフルトモーターショー

・ フランス ⇒ パリサロン

・ スイス ⇒ ジュネーヴ・モーターショー

・ アメリカ ⇒ 北米国際オートショー

若者の車離れ といったことが現在よく耳にしますが

入場者数は 1991年に200万人を超えたのをピークに 徐々に減少したものの

近年は約140万人程度を維持しているようで まだまだ 車への関心の高さは薄れていないようです。

とはいえ まだまだ モーターショーに訪れたことが無い方も大勢いますよね。

車が好きな場合や 車を購入しようと考えているといった方々には

うってつけの展示会かもしれませんが、 自動車自体には さほど興味がなくとも 幅広い世代に楽しめるようです。

交通安全に対する考えや対策、地球の温暖化による環境問題ですとか 日本の高齢化問題など

社会的な問題に対する自動車メーカーの対応や工夫も モーターショーでうかがうことができます。

環境に配慮した電気自動車はもちろん

ペダルの踏み間違えを防ぐ機能や車間距離や車線を自動的に維持する機能など

毎日のように目にする悲惨な事故を回避してくれるのでは と期待できる機能が満載です。

また、インターネットやスマートフォンといった進化し続ける通信機器との連携による

未来のライフスタイルの提案も見どころのひとつとなっています。

そして 最近では、体験コーナー等の参加型イベントも数多く用意されていますし

おもちゃのミニカーで 大人気のトミカのブースでは 大人も子どもも楽しめるそうです。

かつては モーターショーというと

車よりも その横に笑顔で立っているコンパニオンの女性を目当てに来場する方も少なくなかったようですが

最近では 男性のイケメンコンパニオンも 会場を沸かせているそうです。

車に興味がない奥様を連れ出す口実になるかもしれません。

モーターショーには トラック部門も もちろん大盛況のようです。

2017年のモーターショーは 11月5日(日)まで開催していますので

是非 訪れてはいかがでしょうか

引用参考:東京モーターショー