自然災害が起こるタイミングは、誰にもわかりません。

普段問題なく安全運転を心がけているからこそ、不測の事態であっても冷静に行動したいですよね。

トラック運転中の際の対策も確認しましょう。

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防災対策担当者としての対策

災害は「いつ、どこで、どのような規模」で発生するか予測がつきません。災害発生に備えて日頃から事業所での防災対策を講じておきましょう。

(1)事業所内外の点検と補強

事業所内外の危険箇所の点検を行い、補強する箇所があれば早急に補強します。什器・備品なども耐震性の強化をはかっておきましょう。

(2)職場内での役割分担を

災害時の行動について、火元の点検者、応急救護班など社員に役割分担をさせ、災害発生時に「どのような行動をとるか」明確にしておきましょう。

(3)災害時のマニュアル作成を

災害時の行動や役割分担などについて、事業所ごとに

マニュアル(行動指針)にまとめておきましょう。

(4)緊急・救援輸送の出動に備えて

災害が発生したら、トラック運送事業者は地方公共団体(以下、都道府県等)などの要請を受けて緊急・救援輸送に出動します。

被災者に対して、迅速・確実に物資を届けることは、トラック運送事業者の社会的な使命です。

緊急・救援輸送の出動要請に備えて、出動時に携帯する必需品を準備しておきましょう。

(5)非常食の備え

社員が2〜3日生活できる量の非常食と飲料水を備えておきましょう。

(6)防災訓練への参加

9月1日の防災の日や防災週間(8/30〜9/5)中に、各地で防災訓練が行われます。トラック運送事業者も町会等が主催する防災訓練には積極的に参加し、いざというときの協力体制を作っておきましょう。

トラックドライバー・運送業界に限らず、もしもを想定して常日頃から災害対策・安全対策を行うことが大切です。

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車を運転中、地震にあった場合

運転中は、震度3までの地震は気づかないのがふつうです。

震度4で揺れに気づく人がおり、震度5強で運転が困難となり、停止する車が多くなります。

市街地で車を運転中、 地震にあったら次のように対応しましょう。

(1)地震が発生したら即・車を止める

一般道を走行していて地震に遭遇したら、急ハン

ドル、急ブレーキをさけるなど,できるだけ安全な方法により車を道路の

左側に停車します。

車は自動販売機や積み荷、ブロック塀など、倒れやすいもの、崩れやすいもののそばに止めないようにします。

避難する人々や緊急自動車が通行できるよう、道路の中央部は必ずあけておきます。

落下物でケガをする危険性があるので、不用意に外に飛び出さないようにします。

カーラジオなどで情報を聞き、避難する方向や場所などを確認しましょう。

近くに駐車場や空き地がある場合は、そこに車を入れます。

日頃から適当な空き地を探しておきましょう。

近くにいる人々と協力し、負傷者がいればその救助や、道路中央部に停車している車は道路の左側に寄せます。

(2)高速道路では車を止める

高速道路では急ブレーキが最も危険です。高速道路を走行中、地震が発生したら、減速しながら、左側に寄せて停車します。

高架部から避難する場合は、近くのランプか非常用階段(通常500mから1kmおきにあります)から脱出します。

(3)橋やトンネルでは一刻も早く通過する

橋やトンネルを走行中に地震が発生したら、短い場合は注意して通過してしまいます。

もし、長い場合は左側に停車して、一刻も早く橋やトンネル外に避難しましょう。

(4)発生後は様子を見て落ち着いて行動する

大地震発生後は、自分の判断で勝手に行動せずに、カーラジオの地震情報や警察官の指示に従って走行しましょう。

やむをえず車をおいて避難するときは、できるだけ道路以外の場所に車を止めてから避難します。

路上に車を置き去りにすると、パトカーや消防車の走行のじゃまになったり、被害

を大きくするもとになってしまいます。

路上に車をおいたまま車を離れる場合は、道路の左端に車を止め、エンジンを切

り、キーはつけたままにしましょう。

車を離れる場合は、火災を引き込まないよう窓を閉め、ドアロックをしてはいけません。

車が避難路を妨げている場合、誰でも移動させられるようにするためで、ドライバーのマナーです。

もし、海岸付近で津波の恐れがある場合は、即刻高台に避難しましょう。

(5)避難などの目的に車を使用しない

地震発生後は、家庭との連絡や避難などのために、車を使用しないで下さい。

(6)会社に連絡し、指示を受ける

地震発生後、ドライバー一人で判断がつかない場合は、会社に連絡し、その後の行動について指示を受けましょう。

そのため、携帯電話やMCA無線などを準備しておくと便利です。

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トラックを運転中の災害、地震は、場所によってはさらに危ない状況にもなりかねません。

周囲と協力し合い、安全に対処しましょう。

引用参考 改訂版 防災手帳~災害に備えて~