さすが 梅雨入りしただけありますね

ムシムシと湿気でじんわりしている気候が続いています。

こんな時 こんな日は ビールでも飲みたくなりますよね!

ビール大手5社が 2016年のビール・発泡酒・第3のビールのビール系飲料出荷量を発表しました。

それによると、

国内総出荷量は

前年比2.4%減の525万921キロリットル、4億1,476万ケース(1ケース=大瓶20本)となりました。

減少の原因としては

若者を中心としたビール離れが進んでおり 若者の飲酒人口自体が減っていることに加えて、

ワインやチューハイなど別ジャンルに需要が分散していることから 12年連続で過去最低を更新しています。

また

減少しているのは 出荷量だけではありません。

これは 大変喜ばしいことでもあるのですが、

飲酒運転で検挙された人の数は 2015年までの10年間で 5分の1に減っているということです。

10年前の2006年8月 福岡市の「海の中道大橋」で 家族5人で乗車していた車に飲酒運転の車が突っ込み

幼い子ども3人が死亡してしまった悲しい事故を受けて 飲酒運転の厳罰化が進み、

一般ドライバーの飲酒運転撲滅への意識が高まったことなどが背景にあるとみられます。

この福岡の事故を受けた2007年の道路交通法改正では、

正常な運転ができないほど泥酔した状態の「酒酔い運転」の懲役刑の上限が3年から5年に、

酒酔いには至らない「酒気帯び運転」は1年から3年に引き上げられました。

また、飲酒運転すると知りながら同乗したり車を提供したりした人を罰する規定も設けられました。

こうしたことを背景に 飲酒運転の検挙率は年々減少傾向にありますが、

まだまだ 飲酒運転に対する規範意識の低い方も少なくありません。

特に

お酒が美味しく飲めてしまいそうな 沖縄県では 検挙率が国内ワーストを記録しているそうです。

2015年の県内の飲酒運転摘発数は 前年に比べ382件増の1695件(暫定値)と全国最多となる見通しとなってしまいました。

人口ランキング25位の沖縄が 実数で1番目になるのは初めてだということですが

人口千人当たりの摘発は県警に統計が残る01年から15年連続ワーストとなり

県民の飲酒運転に対する規範意識の低さがあらためて浮き彫りとなってしまいました。

交通指導課によると、県内の摘発件数は、全国平均567件の約3倍

また、人口千人当たりでは1・17件で全国平均の約5・6倍にもなってしまう程でした。

県内の摘発件数は昨年上半期(1~6月)も人口が約5倍の愛知県と並び実数でワースト数になり

3番目の大阪との差は100件となりました。

とにかく 車のハンドルを握るのであれば アルコールを一杯も一口すら口にしない!ということは鉄則ですが

それでは どのくらいの時間飲まなければ 飲酒運転とはならないのでしょうか?

どれくらいの時間が経過すれば運転しても大丈夫なのでしょうか?

アルコールが体内から消失するのには もちろん体質や体格などによって人それぞれになってしまいますが

体重約60kgの成人男性の場合で、アルコール1単位(20gの純アルコール)あたりおおよそ3~4時間、

2単位40gで6~7時間、

3単位60gで9~10時間、

4単位80gで12~13時間 ほどかかるとされています。

お酒3合ならアルコールは60gとなり 分解には最低12時間はかかるということです。

つまり、深夜まで大量のお酒を飲んでいる場合は

翌朝の午前中になってもお酒が抜け切れていないということ十分あり得ますし、

現に深夜に大酒を飲んだ人が次の日に酒気帯び運転で検挙されたという例もあるようです。

人間の体がアルコールを体内で代謝するのは90%が肝臓で残りの10%が呼吸・汗・尿などで排出されると言われていますので

どんなにサウナや運動で汗を流したり

睡眠を取ってみたりしても、酔い覚ましとしてはあまり効果が得られないので ハンドルは握らないようにしましょう。

引用参考:飲酒運転